まだまだあります塗装の憲法、続きです。

第三条.塗装系の原則を守るべし

塗装系の選択は下塗り塗料で決まります。下塗りにチョコレートを選んだら上塗りはチョコレートになります。一方で、下塗りにクッキーを選んだ場合は、上塗りはチョコレートでも、クッキーでも自由に選択することができます。

第四条.塗装作業の基本は塗装工程を確立することである

一回塗りだけで塗装目的を達成することは困難なことです。

素地調整とそれに付随する後処理工程は被塗物によって大いにことなります。

金属の施工はとても精密です。金属表面は活性であるが故に酸化しやすいので、さびから守るためには薄い化成皮膜を形成させる表面処理が効果的となります。被塗物にかかわらず一般的には、下塗りには素地との付着性が、中塗りには平滑性と膜厚の付与、上塗りには傷や衝撃に対する強靭性や美粧性が求められます。

第五条.塗りの極意を守るべし

一度に厚塗りをするとタレが生じたり、割れたりすることがあります。塗り重ねるには、急激な加熱を避けて、適切な乾燥をさせます。下塗りが十分に乾いてから上塗りをしてください。

第六条.塗料配合の原則を守ること、計量は重量で、正確に行うこと

専用シンナーを使用すること、硬化剤を混合して貯蔵しないこと、主剤と硬化剤の配合比を守ること、塗料はろ過してから使うことを励行しましょう。塗料配合は重量で、メーカーが指定する割合で混合するようにしてください。ジャングルジムを思い浮かべてください。パイプと金具の数が違っていては、丈夫なジャングルジムをつくることはできません。

塗装にしても同じことがいえます。主剤と硬化剤が必要な分量が揃っていないと、丈夫な塗膜をつくることができないのです。

塗料は化学物質です。正確な取扱いをしなければならないのです。