良い塗装仕上げをするためには守らなければならない規則があります。特殊なケースもあるので、臨機応変な考え方が必要となってきます。

塗装の憲法なるものがあります。まずはそれを紹介します。

 

  • 塗装できる環境を整えること。(塗装室の清掃と防塵対策)

塗装面にゴミが付いていたり、小穴やハジキなどがあったら完成とは呼べません。

塗装作業におけるブツ対策を示します。

1.静電気対策‥‥物と物が接触するだけで、静電気が発生し、ブツの原因となるチリやホコリを塗装面に呼び込むことになってしまいます。静電気の発生を防止することがとても大切になってきます。静電気防止対策として、次のことを心がけてください。①低湿度にしないこと、②通電性のある衣服と靴の着用、③被塗物を帯電させないこと。

2.空気の流れを作ること‥‥塗装ブースの上部から空気を取り入れて、その空気を床下へ流すようにします。空気の排気量を少なくすれば、塗装スペースは周りより若干、加圧できます。合わせて、簡易な覆いでもすればブツ対策になります。

第二条 塗装の段取りを行うこと

1.目的に合った塗装系の選択‥‥‥良い材料

2.適切な塗装仕様の採用‥‥‥良い設計

3.十分な作業管理‥‥‥良い管理

塗装系とは、下塗り、中塗り、上塗り塗料と組み合わせで、塗装仕様とは、素地調査から磨きまでの塗装仕上げに必要な一連の作業について定める基準です。

塗り工程では塗付量や乾燥時間、後処理工程では研磨作業などを規定します。

左表のエアコン室外機ボックスの塗装使用例を見ると、採用塗料の種類で塗装工程が変わることがわかります。粉体塗料では1回塗り仕上げが可能です。

塗装には環境整備、静電気対策、段取りを身につけることが大切だといえるでしょう。